資産運用の記録

つみたてNISAのファンド選び

 頻繁に制度改正についてのニュース記事を目にするNISA制度。今度はいつ始めても20年間の運用益が非課税になるとか。

 別記事で月ごとにわたしのつみたてNISAの評価額を公表しております。
 では、なぜこのファンドを選ぶに至ったのか。
自分でもあとからわからなくなるので記事にしておきます。

ファンドのタイプを選ぶ

 なにを選べばいいのかといっても「金融庁が承認した投資信託」のみが対象となるつみたてNISA。
 そのため、2020年1月現在で対象ファンドは約150件に絞られています。
通常の投資信託となると2600件以上(SBI証券の投資信託より)と相当の数があります。リスクの大きいファンドはすでに除外されているわけですね。

ファンドを大まかに分けると「インデックス型」と「バランス型」になります。

インデックス型

 「日経平均株価」や「NASDAQ」などの連動対象となる指標(インデックス)と同じような動きになるように作られた投資信託です。

 実際に投資する銘柄は対象インデックスの構成銘柄となります。なので、その指標を発表している会社への信頼度がインデックスファンドの信頼度に繋がります。

 例えば「eMAXIS NYダウインデックス」であればNYダウ対象の30銘柄へ分散投資、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」であればS&P500対象500銘柄へ分散投資といった具合ですね。

メリットとしては
 インデックス自体が対象銘柄の入れ替えを定期的に行われるため、将来性の乏しい銘柄が排除される期待ができます(異論はありますが…)
また、指数連動を目的とされておりシンプルな仕組みのため手数料が抑えられて運用手数料が低く設定され、おおよそ0.09〜0.66%となっております。

デメリットとして
 対象指数が悪化する要因(景気悪化、戦争発生など)に大きく影響される点があります。

 投資する側としては長期投資で影響の軽減を目指しますが現金化する時(撤退時)に大きな下落が起こったら目も当てられませんね。

バランス型

 国内外インデックスであったり、国内外の債権、REITを複数対象として合成した指数への連動を目指したファンドです。

 メリットとして分散投資により単一インデックスの収益が悪化しても他の投資対象がそれを補うことにより急激な評価額悪化を低減してくれる期待があります。
また、「値上がりした資産を一部売却し、割安な資産を購入」というリバランスにより収益向上の期待が持てます。

 デメリットとしては、リバランスを行う手間があるため手数料が高めになる嫌いがあります(おおよそ0.15〜1.6%)

 ちなみに、つみたてNISAの対象ではありませんが分散投資でリバランスもしてくれる「WealthNavi」や「THEO」が手数料1%〜となります。

インデックスファンドを選んだ理由

 安全重視でバランス型が一見良いようにも見えますが、いかんせん手数料が高いのが気になります。また、インデックス型でも対象となる指標がすでに多くの銘柄を対象にしていれば、それだけで分散投資をしているようなものだと思いました。

分配金について

 現在のつみたてNISA対象ファンドはほとんどが「分配金なし」になっています。分配金がある銘柄もまだほんの少しですが残っています。
分配金は「ない」ものを選ぶほうが良いです(といっても選ぶほうがまれです)

 理由としては分配金があると、その分だけ分配落ちといってその分評価も下落します。

 別の理由として分配金など行わず、利益はすべて再投資にまわしてもらって複利効果を狙うという点があります。分配金にさらなる利益を生んでもらうわけですね。
ということで投資信託を注文する際には分配金があってもなくても「受取型」か「再投資型」を選択させられますので「再投資型」を選ぶようにします。

 なお、本当に分配金がある場合は「再投資型」を選ぶと何が変わるのか?
答えは分配金を再投資した分だけ当年の投資可能額、年間40万円の制限の対象になってしまうのです!非課税枠を超えた投資分はもちろん非課税対象とはなりません。

 つみたてNISAで分配金ありを選ぶのは損になるだけなのですね。

 余談ですが、つみたてNISA対象にはありませんが、「元本払戻金(特別分配金)」などといって投資額を取り崩して分配金を配当する銘柄もあります。元本割れする分は非課税となりますが、自分が投資した金額が一部戻ってくるだけなのでなんの意味もありませんね。
 なんのためにあるのかというと、年金受給者などが資産から生活資金を取り崩しながら残りを運用に回すことでお得!ということなのでしょうが信託報酬も高めなので他の投資信託を運用しながら自分で一部を取り崩したほうがよいです。
 今はネット証券により手数料がまだ抑えられているのでしょうが、銀行はこういった手法で手数料を貪っていたのでしょうね。

国内?国外?ドルコスト平均法

 よく聞いたことのあるドルコスト平均法。国内で1万円は1万円のままですが、これをドルにするとレートによって1万円が90ドルにも110ドルにもなるわけです。

それに加えて株価も営業日ごとに上下に変動します。

 それを利用し、購入のタイミングをずらして何回にも分けて購入を行います。もしも円高ドル安と米国株安が重なると同じ金額でもより多く購入することができ、平均購入価格を安く抑えることができる。二つのタイミングが重ならなくてもどちらかが有利なタイミングで購入できれば平均取得単価を低くできるといった手法です。

 ですが、ドルコスト平均法は後々株価が上昇することを前提とした方法です。つまり株価が下落していくといくら平均購入価格を低く抑えたとしても当然ながら損にしかなりません。

 つみたてNISAにおいては購入手数料はまず必要ないので購入回数が増えることによるデメリットはないので問題ありません。

そのため、デメリットを解消するためには株価が上昇し続けることが必要となります。

 その点、S&P500はリーマンショックなどで短期的な下落はあるものの、その後にはしっかり持ち直しているため、長期的には右肩上がりのチャートとなりドルコスト平均法を存分に発揮してくれるものとなっています。

S&P500のチャート(https://jp.tradingview.com/より)
日経平均株価チャート(https://jp.tradingview.com/より)

純資産が増加傾向にあるか?

 投資信託も商品です。運営する側も手数料をもらってお仕事をしているわけです。もし投資してくれるお客さんが少なくなったらどうなるでしょう?その場合は商品の販売を取りやめる、つまり運用を終了するということもあり得るわけです(繰り上げ償還という)。

 純資産が増加傾向にあれば今後も安定して運営を継続してくれるでしょうし、買いが増加すれば株価の上昇にも繋がったりという期待も持てます。また、好評に答えてなのか、手数料を安くしてくれる場合もあります。

 運営実績が好調であるか、これからも安定した運営を行ってくれるかの判断として純資産も確認しましょう。

上のグラフは増加傾向にありますが
下のグラフは若干の下降傾向です。
将来性の判断材料にしたいですね。

最終的に選んだファンド

 ドルコスト平均法を活用するためにも外国ファンドを中心に選択しました。また、手数料や純資産の増加がみられるファンドとして2つのファンドを選びました。

 対象銘柄が500と多くなっているS&P500を対象としたインデックスファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を選定しました。S&P500の登場から第二次世界大戦やリーマンショックをも乗り越えて右肩上がりのチャートは驚異的です。

S&P500の長期チャート(https://jp.tradingview.com/より)

 それとは別にMSCIコクサイインデックスを対象とするもう一つのファンド「ニッセイ外国株式インデックスファンド」を手数料の安さと各国に分散投資する魅力から選びました(投資割合は米国が大きいですが)。インデックス型ですが対象指標がバランス型っぽいのが特徴ですね。

 どちらも投資ランキングで上位にくるファンドなので長期間の運営には問題がないかと思います。

過去につまみ食いしたファンドは?

ここまでに記載した内容を把握するまでいくつかのファンドをとっかえひっかえしました。

 例えば日本株を対象とした「ひふみプラス」は日経平均が順調なときは業績は非常に良いのです。が、いかんせん日本株自体、頭打ち感が否めません。この数年は持ち直した感を見せていますが80年代のバブルを超える気配など微塵もなくGDP成長率からも今後の上昇を期待できません。日本人としてこんなことを書いていると悲しくなりますが、国内対象ファンドはやはり期待は薄いわけですね。
 それに加えて「ひふみプラス」は基準価格が上昇しているにも関わらず純資産が下落傾向にあります。そういった点でも今後に疑問点が残ります。

日経平均株価 バブル期などには到底及びません(https://jp.tradingview.com/より)

 他のS&P500対象ファンドは手数料の点で「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に劣るため純資産も伸び悩んでいます。

 楽天・バンガード・ファンドは手数料は0.16%で対象銘柄も400近い銘柄で構成されています。こちらのファンドも非常に魅力的でおすすめできるファンドですね。こちらについては、わたしはつみたてNISAとは別に運用することにしています。

終わりに

 老後の資産は自分で作れと言わんばかりに作られたつみたてNISAですが20年と言わずさらなる期間運用させてくれるといいのにと思います。

 自分のように任意で株の売買を行うと感情が入って失敗するタイプの人間には継続投資、任せっぱなしの運用スタイルは非常にありがたいシステムです。

今後の動向も確認しつつ老後資金生成に励みたいと思います。

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みらんく
そのとき取り組んでいることを記事にして備忘録として作成。いろいろ手を出します。