コロナショックで大荒れになった3月。
遅れながらも3月11日にWHOによりパンデミックと認定されました。
ここまで影響が拡大するとは思っていませんでした。
そして、コロナのうらで巻き起こる原油生産国の
ロシアとサウジアラビアの対立。
そんなこんなで大荒れとなった3月は
どのような成績になったのでしょうか。
まずは各指標から見ていきましょう。
経済指標 2020年3月
日経平均株価

先月末の下落からさらに下落。
中旬には大きな谷を作っています。
コロナに対する政策、
今後の見通し、楽観・悲観など
の悲喜こもごもでその日の値動きが
大きく左右されました。
ひと月の値動きでは少し持ち直したように見えますが
長期ではかなりの低値圏にあります。
富裕層はここぞとばかりに株の仕込みを行なっているなんて噂。
しかし、そういう話しが出てくるということは、
日経17,000円以下の頃に買い込んだ分の利益確定売りが入る頃です。
遅れて参入してきた一般人を餌にして、
これから二番底へ向けてさらに下げていくのではないでしょうか

ダウ工業株30種平均株価

どんどんコロナ感染者が増えていき、
死者数では中国を上回ったアメリカ。
さらに影響があったのが原油価格の下落。
これが石油生産量世界1位のアメリカには大きな打撃となります。
原油依存は低いアメリカとはいえ影響は度外視できません。
さてこの先どこまで下がり続けるのか?
それに加えて大統領選挙の不透明感もあるなど、
指標悪化の要因だらけになっています。

ドル円

一時は101円台に突入。
コロナのパンデミック、
アメリカの欧州からの入国30日停止、
日米金融政策の違い、
原油価格急落
……などが重なり急激な円高へ進行。
”有事の円買い”と”アメリカ長期金利低下”の要因によっても
円が買われた結果です。
その後反動で円安に反転して持ち直しました。
しかし、今後の政策によっては円高進行する不安は拭えません。
(ドルコスト平均法にとってはそのほうがいいのですが。)

ビットコイン円

なぜビットコインも下がるのか。
資金の避難先としては機能していないようですね。
ビットコインから資金を引き上げなければならないほどの
資金不足に陥っているのではないか。
他にも過去の詐欺集団による影響がいまも下落要因として残っています。
取引所によってはFXのようにレバレッジをかけることも可能です。
そのため、ひとによっては損切りされてしまい、
売りの加速への影響も瞬間的に入ったのではないでしょうか。
半減期と騒がれていますが、
期待感ばかりが大きくなり
実際の影響は軽微になりそうです。

原油価格

今月の各指標にコロナに負けない
大きな影響をもたらした原油価格。
かねてから原油生産のライバル同士だったロシアとサウジアラビア。
これまで協調体制を続けて
原油産出量の調整が行われてきました。
しかしこれが破談。
コロナの影響による原油需要の低下を見て
サウジアラビアは生産削減を提案しましが
ロシアは生産維持を主張。
双方とも譲らずに会議は破断しました。
そこから逆に双方が増産を表明。
コロナの影響で航空機などの輸送関連の減少が見込まれます。
そのため増産により需給バランスが崩れることになり
原油価格の下落へ繋がりました。
これが大きな影響になり世界の株価下落につながりました。
消費者からすると生産コストやガソリン価格の下落など
喜ばしく思えますが、
生産コストを考えると
1バレル45ドル以上はないと赤字、
60ドルが適正価格です。
いまは無理な安値で相手を潰し、
市場を奪おうとしているわけです。
この先この価格がいつまで続くのか?
長期化するほど周辺へ悪影響は避けられません。

2020年3月の運用成績
つみたてNISA
楽天証券
先日に比べるとさらに下落。評価は−16%へ!
しかし、つみたてNISAは毎日購入設定になっております。
つまり、大きな下落があってもほぼ底値で購入する日もあるということです。それに加え、評価がマイナスということはいままでより安い価格で購入ができるということです。ドルコスト平均法が生きるとき!
しかし、今後不況に陥っていくのでは?
上昇し続けてきた、いままでが奇跡だっただけでは?
という不安もあるかもしれませんが20〜30年後の成績が最終結果です。
いまは通過点に過ぎないのでコツコツつみたてはゆるがず突き進めます。
出口戦略への考えもしなければなりませんがそれはまた別の機会に。

つみたてNISA 当月追加投資額
ニッセイ外国株式インデックスファンド
→追加投資 16,033円
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
→追加投資 17579円
SBI証券(放置分)
こちらも−10%台!
放置分に関しては評価がマイナスになることのうま味がないのです。
わたしの投資状況に近い経済指標としてみてみると、
それだけ良くない状況であることがわかります。
株でしたらとっくに損切りしているところですけどね。

投資信託
-19%となっております。
つみたてNISAと違って毎日購入ができず、
毎月1日に追加購入になっています。
つまり、今月の底値を拾えていないということです。
冒頭の経済指標でもドル円、ダウ平均でも底値から少し持ち上がっております。底値を拾えていないのがつみたてNISAに比べるとつまらないですね。
ともあれ、いままでより安値で買えるチャンスです。
こちらも変わらず購入をしていきます。

投資信託 当月追加投資額
楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
→追加投資 30,000円
楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)
→追加投資 20,000円+3,259楽天ポイント
ロボット投資(WealthNavi)
こちらも当然ながらマイナス。しょうがないですね。
下落相場での金の強さが感じられます。ネット上ではこのマイナス評価を見て恨み節炸裂なひとも見かけますが長期目線で考えていきましょう。
ということで、来月から更につみたて額を増加。
毎月20,000円の積立を行なっていきたいと思います。
市況がよくなったら積立額を10,000円に戻そうかと思います。


WealthNavi 当月追加投資額
追加額+10,000円

暗号通貨(仮想通貨)
先月末のBTCの日本円換算額よりも下がっている…
3月頭に約10,000円分購入しましたが、その分を消すような下落になりました。
正直、仮想通貨が他の経済指標と連動するのは非常につまらないです。
連動するなら他の投資信託にあてたほうが…
上がったときの影響は大きいですけどね。
しかし、利益が出ても税率が高いという問題もあります。
底値を拾おうとせずにコツコツ買っていきます。

仮想通貨 投資額・評価額
投資総額39288円(当月加算額9288円)
総合評価額27,361円(-30.36%)
QuantX(株式予測アルゴリズム)
現在お休み中です。
相場が安定したら再開します。
ポツポツと購入判断が出ていますが、その後に損切売り判断になっています。
大きな意味でのファンダメンタルズが必要な市況では、日足判断のテクニカル分析では信頼できかねます。
QuantX 運用成績
損益
→△12,945円(前月比+0円)
==================================
利益
+71,187円(前月比+0円)
損失
△84,132円(前月比△0円)
まとめ
景況悪化により大幅マイナスになった各指標。
コロナの汚染はどんどん広がり、
半年後はまだだめか?1年後は収まっているか?
と、不安は大きくなる一方です。
さらに原油価格の下落が大きな痛手となり大きな下落を誘発。
長期的な不況の引き金になる懸念もあります。
原油の裏にはロシア対アメリカの影があり、
これから経済だけの影響にとどまらなくなる恐れもあります。
投資信託だけを見ると「買え買え!」とおもいますが
私生活に影響がおよんでは投資信託どころか
日常生活もままならなくなってしまいますからね。
わたしの住んでいる市でも感染者がみつかっています。
まずは20〜30年後を迎えられるよう、
感染に気をつけていかなけらばいけません。
収束後に反動でいっきに好景気!
なんて日を多くの人たちが迎えることを願います。