エクセルの使い方

「シート・ブックを保護する」Excel 上級講座 その6

せっかく計算式が入っているのに数値などを手打ちされてしまい、
その後も直打ちで使用され続けているエクセルファイル。

やたらと並ぶ「発注書(1)」「発注書(2)」とコピーされまくったシート。

……という無駄なエクセルの使い方。
そんなことが発生しないように、操作する必要がないセルやシートは保護をして編集できないようにしてしまいましょう。

みらんく

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ワークシートの保護

ワークシートごとに編集の可否を設定します。
まずは「シートの保護」(編集の禁止)を行ってみましょう。

校閲タブ → シートの保護


クリックすると「シートの保護」ウィンドウが開きます。

「シートとロックされたセルの内容を保護する(訳:”シートの保護”を実行する)」にチェックを入れておきます。
というか、入れておかないと【OK】が押せません

ここの下の項目「このシートのすべてのユーザーに許可する操作」の一覧にあるチェックを入れた項目が許可事項です。
必要な項目のみにチェックを入れます。

また、他のユーザーに保護を勝手に解除されないために
パスワードを設定することができます。
パスワードはわからなくなると解除できなくなるので注意しましょう。

設定を終えたら【OK】を押します


さきほど「シートの保護」だったところが「シート保護の解除」になっております。この状態になればシートの保護が有効になっております。

シートの保護を解除する場合は↑を選択します。
パスワードを設定している場合は解除時にパスワード入力欄が表示されます。


保護中に禁止された項目を編集しようとすると注意文がダイアログボックスで表示されます。

セルごとに編集の可否を設定する方法は↓の記事をご覧ください。

https://milank.jp/allow-edit-ranges-excel-e5/

ブックの構成を保護する

さきほどの「シートの保護」はシートの中身の編集の可否でした。
「ブックの保護」はワークシートのコピーや移動、削除といった編集が行えないようにする機能です。

校閲タブ → ブックの保護


「シートの構成…」ウィンドウが開きます。

パスワードを設定する場合はここで入力します。
設定したパスワードを忘れてしまうと解除ができません。
気をつけましょう。

「シートの構成」にチェックを入れて【OK】を選択。
(というかチェックを入れないとOKを押せません。)


それではシートを右クリックしてみると

挿入や削除といったワークシートの編集が行えないようになっております。


ブックの保護が有効中は「ブックの保護」に網掛けになって表示されます。
解除する場合もここをクリックして行います。

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