わたしのブログはエックスサーバーで運用しているので無料でSSL化が行えます。
SSL化してからしばらくたっても下の画像のように注意表示がされておりました。
よくわからずに「こんなもんなんだろうな」という感じで流していました。
しかし、いいかげん気になって調べなおしたところ
サイトのSSL化が不十分なために表示されているらしいというのがわかりました。
いそいで対処を行なっていきます。今回はその記録です。
エラー表示の内容を確認
さて、まずはエラー内容を確認します。URLひだりにあるビックリマークをクリックすると情報が開きます。
「このサイトで目にする画像は、悪意のあるユーザーによって差し替えられたものである可能性があります。」とのことです。
なんのことかよく分かりません。
Flashの動作確認も表示されていますが、わたしのサイトでは使用しておりません。
サーバー側の設定を見直す
エックスサーバーでSSLを設定したのでそちらの設定が間違っていたのではないか？
ということで確認していきます。
エックスサーバーのサーバーパネルからSSL設定へ
ちゃんと設定されていました。サーバー側は問題ないようです。
もとから「https://milank.jp/」のアドレスは有効なのでサーバーには異常がないことがわかります。
ブラウザの検証機能で確認
わたしのサイトでははじめはSSLを使用しておらず「https://milank.jp/」で運用しておりました。
SSL化のときに一括で変換されると思っておりましたが、リンクなどが「http」と「https」が混在している可能性があるようです。
使用ブラウザのgoogle Chromeの画面上で
右クリック → 検証
…によって、コードエラーの検証を行います。
いくつかエラーが出ておりますが、問題はこちらです。
「Mixed content:〜」の部分です。
「https」と「http」が混在しているぞ！という注意ですね。
やはり変換しきれていないようですね。
一括変換プラグインでURLを訂正する
プラグイン → 新規追加 から「Search Regex」をインストールします。
いろいろなプラグインが表示されますが↓を使用します。
有効化をしたら
ツール → Search Regex に移動します
今回はサイト全体のURLを変換します。
Source(変換対象) → Post content(全部の記事)
Limit to(変換限度数) → No limit(制限なし)
Order By(リストの並び順) → Ascending(昇順) どれでもOK
Search pattern(検索文字) → http://〇〇/
Repace pattern(変換文字) → https://〇〇/
こんなかんじで設定し、[Search]をクリック。
検索文字を「http」だけで変換文字を「https」だけにしてはいけません！外部リンクも変換されてしまいますし、すでに「https://〜」になっているものも変換されて「httpss://〜」と、おかしなURLになってしまいます！
[Search]を押しただけでは、すぐに変換は行われません。
対象になるものをリストアップしてくれますので、よけいなものまで対象になっていないかを必ずチェックします。
今回は対象が454件ありましたがひとつひとつに目を通します。
間違えて変換してもやり直しはできません。
必ずバックアップを取るなどの対処をしてください！
…ひととおり見ましたが問題はないようなので
［Replace & Save］をクリック！！
(変換数がさきほどとは違いますが、あとから画像を撮りなおしたためです)
一括変換が完了しました。
これで解決したのでしょうか？
表示はあいかわらずです。まだ対処がたりないようですね。
もうすこし調べていきましょう。
記事以外のURLを確認する
「Search Regex」で変換できるのは記事の本文だけです。
ヘッダー画像や背景にしている画像、固定ページのリンクURL、ウィジェットなどを確認していきます。
「http」の画像がでてきました。でてきたのは↓のものです。
PC用ヘッダー、スマホ用ヘッダー、背景画像、アイコン…
こちらの画像は 画像削除 → 画像をもういちど指定し直す の手順でURLが「https」のものに訂正されました。
固定ページのリンクもひとつひとつ確認し訂正しました。
鍵マークになったのか…？
これでURLについてはすべて訂正いたしました。
それではもういちど自分のサイトを確認してみます
鍵ヨシッ！
ChromeとSafariの両方とも鍵マークがつきました！
というわけで、SSL化は完了しました。
よかった。
さいごに
さいしょのエラー内容は「このサイトじゃないところの画像をひっぱってきてるぞ」ということだったようです。
ともかく、無事SSL化を完了させることができました。
のちのちのウェブサイトは、SSLの「https」が標準になり「http」は検索対象にすらならなくなっていくようです。
企業のURLも2020年現在ではほぼSSL認証がすすみ、URLはあたりまえのように「https」が使用されております。
あれこれ悩みながら対処をすすめましたが、そういった情報も得られることができて満足することができました。
みなさんがSSL化でうまくいかないときの参考になればとおもいます。
