AVERAGE関数だけでは物足りないのであとの方の出題範囲に記載されているAVERAGEIF関数についても説明します。
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平均を求める「AVERAGE関数」
選択した範囲内の数値の平均を求めるのが「AVERAGE関数」です。
なにも入力されていないセルは対象になりませんが、「0」が入力されていると平均の対象に加えられてしまいます。
AVERAGE関数の入力
=AVERAGE(数値1,数値2……）
範囲指定として「セルA:セルB」として入力するとセルA〜セルBまでの範囲内をカウント対象とします。
AVERAGE関数の使用例
このように平均値が求められました。
合計は28でデータ数が8つ。
入力欄は10ありますがデータ数で平均を算出していることが分かります。
また小数点の桁数調整はリボンから行うことができます。
表示されているひとつ下の桁で四捨五入されます。
整数の位で四捨五入したい場合はROUND関数を使用します。
ROUND関数で桁数をマイナスで入力することで整数桁を指定できます。
特定の条件の平均を算出「AVERAGEIF関数」
特定のセルを参照させて、指定の条件にあてはまる場合のみ平均対象にして計算します。
別のセルではなくとも平均対象そのものも条件対象にできるので、「0は除外して平均を出す」ということも行えます。
AVERAGEIF関数の入力
=AVERAGEIF(範囲,条件,[平均対象範囲]）
範囲
条件を判定する範囲を指定します。
条件
対象にする条件をセルや数値、数式等で入力します。
[平均対象範囲]
実際に平均の元となる数値が入力されている範囲を指定します。
省略すると「範囲」を平均対象とします。
AVERAGEIF関数の使用例
画像に表示されている関数を使用した数式は
所属が「3」に該当する1月の平均を算出しています。
これをこのまま2月3月にコピーして使用するために、
範囲と条件のセル位置は固定なので＄マークのついている通り
絶対参照を使用しています。
さて別の使用方法として空白が「0」で埋まっている表があるとします。
この場合に平均算出で0は対象から除外したいというような使い方をしてみます。
このように条件を「”＞0”」とすることで0を除外して平均を算出してくれます。
ちなみに今回のAVERAGEIF関数では[平均対象範囲]を省略し得ているので範囲「D3:D12」がそのまま[平均対象範囲]となっております。
複数条件を設定できる「AVERAGEIFS関数」
AVERAGEIFS関数は条件を複数設定できる関数です。
AVERAGEIFS関数の入力
=AVERAGEIFS(平均対象範囲,条件範囲1,条件1，条件範囲2,条件２,……）
平均対象範囲
実際に平均の元となる数値が入力されている範囲を指定します。
条件範囲x
条件判定を対象のセルを選択します。
条件x
対象にする条件をセルや数値、数式等で入力します。
このように、さきに計算範囲を指定してから条件範囲→条件の順に指定していきます。複数条件として条件範囲→条件をいくつも設定することができます。
AVERAGEIFS関数の使用例
さて、先程AVERAGEIF関数で「所属ごとの平均」と、「０を除外した平均」を別々に例として説明しました。
ここではこの2つの条件をまとめてAVERAGEIFS関数で行ってみましょう。
ごちゃごちゃしてますが説明していきます。
まず赤字で書かれているこれがまずは「平均対象範囲」です。
ここが平均算出対象になります、
「1つ目の範囲と条件」として所属が「3」になるものを対象とする条件が書かれています。所属の項目を指定し他のセルにある「3」を参照しています。
「2つ目の範囲の条件」として「平均対象範囲」をここでも再度指定し、数値が0になるものを除外するために「”＞0”」としております。
これにより所属が「3」でかつ、「0」の数値は除外して平均を求める方法ができました。
複数条件を書き連ねるにはひとつひとつの入力を間違えずに進めていくのが大切です。長い条件を書くとエラーが出てしまうという場合は簡単な関数から丁寧に確かめながら書いていくと良いでしょう。
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