旅行では、その土地の名物であったり名産だったりした料理を食べるのも楽しみですよね。せっかくなので、できたてのものをおいしく食べたいものです。
そんなとき、ラーメンであったり、鍋料理であったりと、料理によっては熱いものは熱いうちに食べたいものも多いですね。
ですが、残念ながらわたしは猫舌なので熱いものはなかなか食べられませんでした。
ラーメンも、しばらく麺を持ち上げたり、ふーふーしたりレンゲの上に乗せて少し待ってみたり…と苦労しながらなんとか少しでも熱が逃げるようにとしながら食べていました。でも熱い料理は熱いうちに食べるのがおいしいでしょうからなんかもったいないなと言う気持ちがあったんです。
そんな猫舌を調べて試していたら、ちょっとは克服できたかな?と思ってきたのでその方法について書いてみました。
舌の感度に個人差はあまりない
まず、猫舌の人は特別に熱さに弱いのか?というとそういうわけではないそうです。
人間の舌は先の方になるにつれて熱を感知するセンサーの密度が多くなるそうです。つまり、熱いものを食べたり飲んだりするときに舌先を触れさせてしまうから「熱っ!!」ってなってしまうんですね。
どうやって食べ飲みするの?
口に食べ物なり飲み物を入れたときに舌先を下の歯に沿って裏側に隠して食べればいいのです!かんたんな方法ですね。
最初に舌先を触れないようにすればいいとだけ知って、試していたときに、「下に隠したら熱いのが流れてくるんじゃないか」と考えて上の歯の裏側に隠していました。でもこれでは食べ飲みしずらいし、咀嚼するときに余計に熱いものに触れてしまってたりとだめでした…。
なので、下の歯の裏に舌先を隠す!これなら舌先に触れないようにできますね。
猫舌でない人とそうでない人がいる理由は?
猫舌の人は無意識のうちに口のなかで迎え舌をしているため熱いのが苦手になってしまうわけですね。逆に言うと、そうでない人は無意識のうちに舌先を隠すようになっているというわけです。
「食べ物をよく噛んで食べる」というのは教えられますけど、舌先をどうするかなんて教わりませんからね。生まれてから大人と同じものを食べられるようになる間には、熱い食べ物飲み物は親が警戒していますから、その間についた癖が大きくなってから影響しているんですね。個人の知らずしらずに身についた癖が猫舌になるかどうかを左右しているわけですね。
すぐ熱いものを食べ飲みできる?
できるかというとわたしの場合、すぐにはできませんでした。舌先は熱いのを避けられても、長年ぬるい食事を流し込まれて甘やかされていた口とノドが熱いものに対応しきれませんでした…。
できたて熱々のコーヒーを
「熱々を味わうんだ!」
と勢いこんで口に流し込む!
舌先は大丈夫だ…よしこのままの勢いで飲み込んでしまおう!
ノド奥に流しこんだ瞬間…
「あっつううっい!!」
急いで水を飲んでノドを冷やして一安心。沸騰して間もないお湯でできたばかりのコーヒーですからね。流石にこれは無謀でした…(反省
それでも毎回意識的に熱いものを食べていると少しずつ口の中とノドが慣れていきまして、熱いうちに食べることができるようになりました。
それでも熱いものは熱いのですし、試そうとする人は無理しないようにしましょうね。
終わりに
長年あった「熱いものは無理」という固定観念も、意外とちょっとした意識であったり理由を知ったりで解消することができるということを知りました。
もちろん、熱いのが苦手だと思っている人に無理にこの方法を試させて熱いまま食べろ!なんてことをするきはさらさらありません。でも自分から「もしかしてかんたんに変われるのかな?」と思ったのであればそのときこそ自分の習慣をすこし変えることができるチャンスです。
わたしは避けていた熱い食べ物も楽しみのひとつになりましたし、熱がさめるのを待ってから食べていたものも今までとは違った食べ心地になりました。
この感覚は他人には伝わりにくいけど、自分の中でのちょっとした発見を楽しむというのもいいですね。
「自分は猫舌だから熱いの絶対無理!」という方、ぜひ今まで自分の中で作られた常識を、ほんの少し変えてみてはどうでしょうか。